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【第25話】 「揺さぶられっこ症候群」

今回は「揺さぶられっこ症候群」についてです。

揺さぶられっこ症候群は日本でも母子手帳に注意が掲載されているくらいなので

子供がいる方なら言葉は、よく耳に、目にしますよね。

しかし具体的には、どれほどの行為なのか分からなかったりします。

子供を抱いてあやす時は揺らしますもんね。

いつものあやし方が不安になったりしていませんか?


体が成長した児童では多少揺さぶられても反射的に身体をこわばらせるので

そう簡単にけがをすることはありませんが

頭が大きく重い乳幼児や、首が据わっていなく頭蓋骨も隙間の多い新生児に同じことを行うと

頭頸部が強く動揺し、眼底出血や頭蓋内出血(クモ膜下出血など)・脳挫傷を伴う

致命的な怪我になりかねません。

その結果、運動障害言語障害脳性まひ視力障害知能障害などが発生します。

重篤な場合は死に至る事もあります。

ここでは具体的な事例・発生しうる状況・症状を紹介します。

・叱責しようとして身体を揺する。

・あやし喜ばせようとして豪快に振り回す。

・新生児用ではないチャイルドシートに無理に新生児を座らせる

といった行為が危険視されています。

 さらに具体的には。。。

・頭を2秒間に5、6回揺する

・体を10秒間に5、6回の割合で激しく揺する

・体を20分間左右に揺する

・「高い高い」で空中に投げ上げてキャッチを繰り返す

・両手で抱え、急激に持ち上げゆっくり下ろすことを繰り返す

・揺り篭に入れたまま、6歳の兄が大きく・早く何度も揺する

という事例があります。

注意しなければならないのは、赤ちゃんをあやして喜ばせようとして、度が過ぎてしまう事です。

・「高い高い」と空中に投げ上げる

・ゆりかごにのせて激しく揺する

・背中を強くたたく

・両手で抱えて急激に持ち上げてゆっくり下ろす事を繰り返す

というような行為は危険です。

残念ながら、140時間の研修を終了した保育士が起こした事例もあります。。。

子供をあやす時に、

※腕で首を支えた状態で抱きかかえて優しく揺らしたり

※揺り篭にいれ適度に揺する

※車移動でもベビーシートに適切に寝かせるなどして、適時休憩をはさみながら移動する

分には生じにくい様です。

 

赤ちゃんを揺さぶった後、こんな症状には要注意です。

・顔色が悪く、ぐったりしている

・痙攣(けいれん)する

・嘔吐を繰り返す

・呼吸が不規則

などの症状が見られる場合は、脳に何らかの損傷が疑われます。

一刻も早く病院へ向かいましょう。処置が早く、適切であれば、重大な後遺症を残さずに済みます。

 このような「揺さぶられっ子症候群」の危険性を知りながら乳幼児を故意に激しく揺さぶったり

障害を負わせた場合「児童虐待」と見なされる事もあります。

妊婦時に母親・父親学級などの機会がせっかくあるので、新生児の人形を使って危険なケースを

実演してもらえたりしたら分かりやすいですね。

ぜひ、質問してみましょう!!

小さい子がいるお母さんたちでも身近に目に見えるものがあれば理解しやすいですね。

 

 

 

 

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