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【第14話】 虐待のハイリスクの要因

・・・地球いっぱいの子どもたちの笑顔 児童虐待ゼロ運動~ひまわりプロジェクト~・・・

 

≪虐待のハイリスクの要因≫

虐待は親のストレスや生い立ちの上の問題、子どもの側の要因、親子関係の要因など、様々な要因が複雑に絡み合って発生します。

未熟児・先天性異常・疾患など子供自身の要因、性格的な問題を抱える親や、医学的問題を抱える妊婦、孤立など、親の側の要因、

子供が邪魔といった親子関係の問題など、様々な要因が複雑に絡み合って発生します。

 

厚生労働省の通知である『子どもの虐待対応の手引き』は虐待の発生要因を下記のように整理しています。

①親の側のリスク要因

・妊娠そのものを受容することが困難(望まぬ妊娠、10代の妊娠)

・子供への愛着形成が十分に行われていない(妊娠中に早産等何らかの問題が発生したことで子どもの受容に影響がある。長期の入院等の分離体験)

・マタニティブルーズや産後うつ病等の精神的に不安定な状況

・元来性格が攻撃的・衝動的

・医療につながっていない精神障害・知的障害・慢性疾患・アルコール依存・薬物依存

・被虐待経験

・育児に対する不安やストレス(保護者が未熟・孤立等)

②子ども側のリスク要因

・乳児期の子ども

・未熟児

・障害児

・何らかの育てにくさを持っている子ども

③養育環境のリスク要因

・未婚を含む単身家庭

・内縁者や同居人がいる家族

・子連れの再婚家庭

・夫婦関係をはじめ人間関係に問題を抱える家庭

・転居を繰り返す家庭

・親族や地域社会から孤立した家庭

・生計者の失業や転職の繰り返し等で経済不安のある家庭

・夫婦不和、配偶者からの暴力等不安定な状況にある家庭

・定期的な健康診断を受診しない

 

これらの要因が見られたからと言って、すべての家庭が虐待につながるとは言えません。

なぜなら虐待を発生させる要因とともに、虐待を防ぐ要因(防御要因)も存在するからです。

例えば、発達遅滞のある子供がいる家庭であっても、周囲の手厚いサポートが得られるなど

親が自信と安心感をもって育てることのできる環境に恵まれれば虐待に至ることはありません。

 

<明石書店 図表でわかる子ども虐待 保育・教育・養育の現場で活かすために 才村 純>より

 


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