ブログ

【第12話】 虐待は子どもにどのような影響を及ぼすのか・・心理面への影響・・

・・・地球いっぱいの子どもたちの笑顔 児童虐待ゼロ運動~ひまわりプロジェクト~・・・

 

・・・心理面への影響・・・

赤ちゃんは生まれた瞬間から、泣く、笑うといった形で周囲に対し様々な信号を送っています。

一般的には赤ちゃんにとって最も身近な存在は母親でしょう。

泣く事で「お腹がすいた」・「おむつがぬれている」と赤ちゃんは訴えます。

すると、母親はすかさず、おっぱいをふくませてくれたり、おむつを替えてくれたりします。

また、寂しくなって泣くと、母親が飛んできて「よしよし」とあやしてくれます

赤ちゃんが笑うと、母親もうれしくなり思わず「かわいい、かわいい」といって赤ちゃんの相手をします。

つまり、赤ちゃんが信号を送ると、母親がすぐにこれに応えてくれるのです。

このような身近な大人との安心できる関係を(愛着関係)を通じて赤ちゃんは

「周囲の人たちは基本的に信頼できる存在なのだ」

という基本的信頼感を身につけるのです。

ところが、いくら信号を送っても、無視されたり「うるさい」といって暴力をふるわれたりすると、

赤ちゃんは人間を信頼できなくなり

その後の対人関係や生き方に深刻な影響が出てきます(愛着障害)。

具体的には、誰彼なく節度なく甘える。逆に、いつでも身構えていて誰とも親密な人間関係を築けない。

他人の生き方や心に共感できない。感情の抑制が出来ず、些細なことでパニックを起こしてしまう。

自分を肯定的に受け止める事が出来ない。

などの問題が出てきます。

また、虐待という過酷な体験によって生じた心の傷(トラウマ)は、

睡眠障害、悪夢、多動、無感動、無気力など、子どもの心に様々な障害をもたらします。

このように虐待が、子どもの心に及ぼす影響は測り知れません。

このため虐待は「心の殺人」と呼ぶ人もいます。

 

<明石書店 図表でわかる子ども虐待 保育・教育・養育の現場で活かすために 才村 純>より

 

 

 

 

 

 

 

ページトップへ戻る
Copyright (C) THE SOCIETY OF CHILD SAFETY NET. All Rights Reserved.